マンションを売却するためには、失敗を避けるために事前準備することが重要です。
そこで、この記事ではマンションを売却した際の失敗談を紹介します。
今後マンションの売却を検討している人は、是非参考にしてください。

マンションの売却にはどのような失敗がありますか?失敗から学べることはあるでしょうか?
失敗談としては、販売価格や売却期間の設定ミス、買主とのトラブルなどが多いです。
このような失敗談を知ることで、同じ過ちをしないための事前準備ができるでしょう。
多くの失敗談をチェックし対策することで、マンション売却を成功させることができます。

マンション売却の失敗談の例

この章では、マンション売却でトラブルになった失敗談について、解説します。
これからマンション売却を検討される人は、事前にチェックしましょう。
- 売却収支に関する失敗談
- 不動産会社とコミュニケーションに関する失敗談
- 買取に関する失敗談
【失敗例に学ぶ】マンション売却では〇〇を回避することが重要!
売却収支に関する失敗談
査定額が高い会社に依頼し販売した結果、査定額よりも安い金額で売却してしまった、という失敗談があります。
このケースでは、不動産会社が売却依頼を得るために査定額を高くし、あたかも高値売却できるよう見せかけた可能性があります。
つまり、そもそも査定額が相場よりも高かった、と考えられます。
このような場合は売却期間が長引いてしまい、結果的に想定よりも安い金額での売却となるでしょう。
また、マンションを売却する際には諸費用や税金がかかるため、売却後にイメージ通りの手残り額にならなかった、という失敗談もあります。
こういった失敗を防ぐためにも、査定額の精査が重要です。売主ご自身が相場観を養い、現実的な売却価格を把握するようにしましょう。
また、失敗談の中では「売り時」という内容のものもあります。基本的には思った時が売り時であり、まだ値上がりするという考え方で待つのは、逆に値下がりのリスクも同時に背負うこととなります。
現在は、不動産バブルや住宅ローン金利の変動の可能性、金融機関の顧客獲得競争などの要素から、売り時といえる状況にあります。
ただし、市場の年間の季節性やマンションの経過年数のタイミングでは、売り出しに向いているタイミングはありますので、意識すると良いでしょう。
ご参考:
【2023年】マンションの売り時は?最新の状況やおすすめのタイミングを解説
不動産会社とコミュニケーションに関する失敗談
不動産会社に売却を任せた結果、イメージ通りの反響が来なかったというケースもあります。
本来、マンションの売却は価格が相場通りであれば、ある程度反響を得られます。
しかし、不動産会社とコミュニケーションが不足し、その結果売却がスムーズに進まない失敗談は多いです。
たとえば、売主としては「新聞広告」をやめて欲しいという意味であったにもかかわらず、不動産会社は広告法で定める「広告全般」だと取り違えているケースがあります。
この場合は、物件が全く公開されていないことになり、反響は少なくなるでしょう。
こうした失敗をしないためにも、不動産会社とはしっかりコミュニケーションを取りましょう。
買取に関する失敗談
不動産買取を選択した場合は、買取額がどのラインであれば合意するのかを事前に決めておく必要があります。
もしそのラインがあやふやな状態で買取依頼した場合、買取額の判断基準がないまま検討することになるでしょう。
その結果、本来なら高値買取であった条件を断ってしまい、数年後にさらに低い金額で合意してしまう失敗にもなりかねません。
このような失敗をしないためにも、売却価格の最低ラインは必ず決めましょう。
マンション売却は〇〇で損しない?マンション売却時に注意すべきポイントをすべて解説
マンション売却失敗談の情報収集方法

マンション売却における失敗談をあらかじめチェックするのは重要ですが、どのようにして情報収集すれば良いでしょうか。
この章で詳しく、解説します。
- ネット記事
- ユーザーのブログ
- 統計やアンケート
- その他の情報源
ネット記事
ネット記事には様々な失敗談や成功談を確認することができ、短時間で多くの情報収集を得られるため、売却の初期段階ではネット記事による情報収集が有効でしょう。
ただし、ネット記事は内容の正確性に問題があり、中にはライターがあきらかに勘違いしている内容の記事も散見されます。
このような情報を鵜呑みにした場合、大きな失敗にも繋がりかねません。
そのため、ネット記事の内容は複数閲覧し、その上で参考程度に考えましょう。
ユーザーのブログ
実際にマンションを売却したユーザーのブログは、実体験に沿った内容になっています。そのため、ブログを読むことでよりリアルな売却をイメージすることができるでしょう。
しかし、ユーザーのブログはネット記事と同様に、正確性をチェックする必要があります。
特に、数年前にアップされた記事の場合は現行法令とは違った法律で進められているケースも多いため、注意が必要です。
たとえば不動産会社に支払う仲介手数料について、物件売買価格が800万円以下の場合、最大30万円(税抜)受け取ることができるように改正されています。
これは不動産会社が、物件価格が安い空き家や築古のマンションなども積極的に扱えるようにするためですが、この法改正は2024年に施行されたため、それ以前に記載された記事では400万円以下の物件について、最大18万円(税抜)と表記されているはずです。
このほかに、不動産に関わる税金の制度や助成金の内容などは年度ごとに随時変更されるため、最新の情報を国土交通省や自治体のホームページで確認が必要です。
このように、法改正を照らし合わせながらチェックすることで、より有効な情報となります。
48歳/女性/愛知県名古屋市東区の2016年築のマンションを売却
過去の売却実績のほかに、近隣のマンションとの比較をしっかり行い、本当に売却できそうな相場を正確に把握した上で売り出し価格を決めた方が良かった。相場より高い価格をつけて、少しずつ下げていくのは新鮮味が失われてよくない。
60歳/男性/兵庫県神戸市東灘区の1998年築のマンションを売却
あまり販売に力を入れてもらえなかった。なじみの仲介業者だけでなく面倒がらずに複数の業者に声を掛けて、条件の良い売却を狙った方が良かった。
39歳/男性/埼玉県さいたま市大宮区の2001年築のマンションを売却
相続した物件を売却したが、6カ月以上かかった。大手でなくてもよかった。地元の情報や人脈に明るい、信頼できる不動産屋が良いと感じた。
統計やアンケート
インターネットでは多くの一次情報やアンケートをチェックできるので、是非参考にしましょう。
一次情報とは、国や地方公共団体が公開しているデータで、最も信頼性が高い情報です。
このような情報は他の情報と違って忖度がなく、マンション売却を検討する際の有効な情報となります。
たとえばマンション売却の際の平均築年数や、住み替えの場合の住宅ローンの頭金の平均額などは、年度ごとに詳細な公的データが入手可能です。
ご参考:
首都圏不動産流通市場の動向(2023年)|公益財団法人東日本不動産流通機構
これ以外にも、多くの不動産関連サイトが公開しているアンケートは、実際にマンションを売却したオーナーの意見をダイジェストで確認でき、便利です。
そのため、失敗談の収集は統計やアンケートの利用がおすすめです。
その他の情報源
上記以外にも、家族や知人から情報収集するのも有効です。
この場合は、疑問点をその場で質問することができ、スムーズに情報収集できるという点がメリットでしょう。
以下のランキングは、LIFULL HOME’Sが公開している「家を売るために参考にした情報源」に関する内容です。是非参考にしてください。
1位 | 一括見積もりサイトなど(38.6%) |
---|---|
2位 | 過去に付き合いのある不動産会社・ハウスメーカー・パワービルダー(29.9%) |
3位 | 新聞などの折込やポストインのチラシ(23.3%) |
4位 | 不動産会社が運営しているサイト見積もり(18.3%) |
5位 | 家族・友人・知人からの情報やクチコミ(16.6%) |
6位 | 雑誌・住宅情報誌・フリーペーパー(11.5%) |
7位 | 郵送のダイレクトメール(7.9%) |
8位 | その他(2.2%) |
9位 | その他のインターネット上の情報(1.1%) |
参考サイト:家を売った際、情報収集の仕方や不動産会社の選び方とは?売却体験者541人への調査①
マンション売却の失敗談から分かること

マンション売却の失敗談を調べることで、どのようなポイントが分かるのでしょうか。
この章では、マンション売却の失敗談から分かることについて、解説します。
- 事前の下調べが必要
- 不動産会社との関係構築が必要
- 売却の流れの把握が必要
事前の下調べが必要
情報の入手ルートを一箇所にせず、たとえばインターネットでの情報収集に加え、知人や家族にも相談するなど、様々な角度から入手すべきでしょう。
その上で、適切な売却価格と売却期間、売却方法を選択するのが重要です。
【損しない売却には〇〇が重要!】マンション売却で絶対に知っておくべき注意点とは?
不動産会社との関係構築が必要
マンション売却を成功させるためには、不動産会社の選択がとても重要です。
そのため、情報収集する際にも「不動産会社の決め方」や「不動産会社との連絡内容」という内容を重点的に調べましょう。
ただし、不平や不満ばかりが記載されているサイトには有益情報が少ないため、要注意です。
なぜなら、そのようなサイトには「こうすれば良かった」という反省や改善点が少ないからです。
このことからも、情報収集する内容と参考にするサイトの選定は、重要なポイントになるでしょう。
査定を経て、不動産会社とコミュニケーションをスタートしたら、以下の点に留意してください。
- 売却したいマンションの魅力を、余すところなく伝える
- 同じく不具合や問題点も、包み隠さず伝える
- いくらで売って、いくら手元に残るかをあいまいにせず、一緒に詰めてもらう
- どの位の販売期間を想定するか、スケジュール感を共有しておく
- 広告手段としてどのような方向性か、SNSの活用方法なども確認しておく
上記の点をはっきりしておき、不動産会社に真摯に対応してもらえれば、売却のうえでの失敗は大きく減らすことができます。
売却の流れの把握が必要
失敗談の中には、「売主として売却の流れを把握していなかったため、売却が遅れた」という内容もありました。
売却全体のスケジュールを把握していなかった場合、書類の準備や引っ越しなどで慌ててしまう失敗に繋がりやすくなります。
そのため、次に挙げるステップを必ずチェックし、不動産会社を細かく連絡を取りながら進めましょう。
【要注意!】マンション売却時の税金は〇〇だと思え!流れと注意点を解説
1. | 売却の相談 | 売却の相談、査定(机上査定・訪問査定) |
---|---|---|
2. | 不動産会社との媒介契約 | 専任、専属専任、一般の中から選択する |
3. | 不動産の売却活動 | 物件情報を一般公開し、反響を取得する |
4. | 買主と売買契約を締結 | 売買契約・重要事項説明~買主のローン承認 |
5. | 物件の引渡し・決済 | 残金の精算・所有権移転登記・物件引き渡し |
6. | 売却後の確定申告 | 譲渡所得税額の確定が目的 |
参考サイト:【図解】不動産売却の流れとは?6ステップで全体像と不動産取引の基本を解説
上記の中で最大のポイントとなるのは、査定から媒介契約までの部分です。
前述のように査定内容や価格は各不動産会社の姿勢を反映するため、よく確認が必要です。また、媒介契約は以下の3種類があり、どれを選ぶかで、不動産会社が販売活動にのぞむ姿勢が大きく変わります。
項目 | 一般媒介契約 | 専任媒介契約 | 専属専任媒介契約 |
---|---|---|---|
媒介契約を締結できる不動産会社の数 | 複数 | 1社のみ | 1社のみ |
自分で買手を見つけた場合の仲介手数料 | 必要 | 必要 | 仲介不可 |
指定流通機構レインズへの登録 | 任意 | 義務 | 義務 |
売買活動の報告頻度 | 任意 | 2週間に1回以上 | 1週間に1回以上 |
一般媒介は複数社に媒介を依頼して、幅広く顧客探索にあたれますが、販売にを入れてもらいにくい側面があります。専属専任媒介は、販売活動の報告義務も濃く、力を入れやすい契約形態ですが、売主自ら顧客を探すことはできません。
また、マンション売却で、物件の売り出しから成約までの平均期間は約2.5~3ヶ月です。
価格よりも早く売ることを優先したい、周囲に知られずに売却までを完了したい、残置物の片づけや、買主に問われる契約不適合責任などを回避したい場合は、買取も有効な選択肢となります。プロレバ不動産にご相談ください。
買主とのトラブルに注意する

もう一点、買主とのトラブルには事前に配慮が必要です。もちろん不動産会社が間に入って交渉などを進めますが、以下のような点は、事前に注意が必要となります。
事例 | 内容 |
---|---|
口頭の説明と契約書の内容が違った | 不動産会社からの説明と、契約書の内容に違いがあるという買主からのクレーム。買主候補が出てからの条件変更は慎重に。 |
契約をキャンセルされた | 買主に契約をキャンセルされた、違約金にも応じられない姿勢。事前に違約金に関して充分な説明を。 |
登記簿の内容と契約書に違いがあった | 登記簿と契約書の記載に違いがあるという買主からのクレーム。解約や代金減額などに発展する可能性あり。面積の壁芯と内法などの表記は慎重に。 |
買主からの支払いがない | 物件を引渡ししない。ローン条項適用(住宅ローンが不調)による契約撤回は売主が引き受けざるを得ないリスク。 |
不具合の発見によるクレーム | 引き渡し後に物件に契約書と異なる箇所にクレームを受けるケース。 |
とくに、告知義務に該当する設備などの不具合がもとで、売買契約をキャンセルされたり、売買代金の一部返金を要求されたりするケースは多いといえるでしょう。
事前にしっかりと物件の問題点を確認するほか、ホームインスペクション(住宅検査)や住宅瑕疵保険の手配を通じてプロの目でしか分からない不具合がないか探しておくことで、買主に安心感を与えられ、トラブルなどの失敗を回避できます。
住宅瑕疵保険はホームインスペクションに付帯するもので、検査業者が加盟します。検査済みのマンションにそれでも万が一不具合が発見された場合は、その補修費用が保険金によってまかなわれる制度です。
ホームインスペクションの相場は5万円から7万円位が主流です。
マンション売却の失敗談に関するまとめ

マンション売却において、失敗談から学ぶことは多いです。
そのため、失敗談を参考にしながら不動産会社と連携し、マンション売却を成功させましょう。

色々なサイトに失敗談の記事がありますが、どのような点を参考にすれば良いでしょうか?
失敗談を参考にするポイントとして、最新の法令に沿った内容かどうかを確認しましょう。
特に「仲介手数料」や「契約不適合責任」といった内容は、この数年で大きく変わりました。
正しい情報として扱うためにも、こういった法改正のチェックは重要です。


分かりました。マンション売却を失敗しないために、やっておくべき大事な点を教えてください。
まずは必要な「手残り額」を設定し、その上で諸費用や税金を考慮した売却価格を設定することが重要です。
また、不動産会社としっかりコミュニケーションを取り、全体の流れを確認しながら売却をすすめましょう。

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